7~9日 戸隠山&高妻山&乙妻山

【参加者】K田、S水、Y川、M山、O津

(10/8)戸隠キャンプ場5:26 ~ 5:58奥社入口 ~ 6:36戸隠神社奥社 ~7:30百閒長屋 ~ 8:17蟻の塔渡 ~ 8:43八方睨 ~ 9:02戸隠山 ~10:03九頭竜山 ~ 10:57一不動避難小屋 ~ 12:49戸隠キャンプ場

7日早朝、目指すは人気戸隠蕎麦の店"うずら屋"。高速を軽快に進み9時半に到着。既に店先にはお客さんがいましたが、運良く開店と同時に入店。K田さんの下調べのおかげです。ゆっくりと美味しい蕎麦がきとお蕎麦を堪能し、大満足。ひっきりなしにお客さんが訪れていて、圧倒的な人気を見せつけられました。その後は戸隠神社を参拝。境内脇の滝ではついつい山屋目線。どこに手を置き登るかとしばし思案してしまいます。キャンプ場に着くと普段より大きなテントを設営。汗を流しに温泉に行き、お待ちかねのBBQです。鶏、豚、牛タン、羊、カルビと肉祭り!合間にはピーマン、茄子、椎茸が絶妙なタイミングで焼き上がります。いい具合に日も暮れ酒豪チームのお酒も進みます。シメにはまさかのサンマと焼きリンゴが登場し、お腹いっぱ〜い。ささっと明日の用意をし、夢の中へ。床が平らで寝やすいな。いつもは岩場で凸凹だから、ちょっとしたことにも有り難さを感じます。

8日早朝。昨夜の焼き芋と各自の朝食を食べ、いざ戸隠奥社へ。40分程歩くと、CMで見た杉の並木道が真っ直ぐ奥社、九頭龍社に続いています。参拝をしスタート。予報に反しての霧雨、前日までの雨で足元はぬかるみ、序盤からの幅の狭い急登に湿度が高いこともあり、すぐに額から汗が出ます。服装調整をし、百間長屋に到着するころには晴れ間が!鎖場や岩場を抜け、蟻の塔渡に到着。事前にこわいこわいと聞いていたこと、脳内予習の成果もあってか(?)全然こわくなかったです!むしろ楽しくて、時間があれば何往復かしたいくらいでした。Y川さんぜひ一緒に!無事全員で難所をクリアし、頂上への急登へ。眼下に雲海、側には西岳、北アルプス全山、八ヶ岳、富士山、戸隠の参道まで360°の大パノラマが!蟻の塔渡りを歩む蟻のような人々を女王蟻の気持ちでニヤニヤと眺めながら素晴らしい景色と達成感を味わいました!本当の頂上にて写真撮影と、栄養補給をして九頭龍山を目指します。道中は様々な植物と陽射しをたっぷり浴び鮮やかに輝く紅葉の山肌を眺めながらの気持ちの良い時間でした。紅葉の山頂から避難小屋を通り、下りへ。登りと同様泥々の地面と滑る岩場を慎重に慎重に。なめ滝や鎖場、トラバースもあり蟻の塔渡りよりもこちらの方がヒヤッとさせられました。沢沿いを一気に下りあっと言う間にゴールの牧場へ。ひなたぼっこ中の牛、山羊、馬、羊が私達を迎えてくれます。テント場でリュックをお風呂道具に持ち替え、本日もう一つの目的地、鏡池へ。駐車場のお兄さんのハキハキした案内を受け、バス停最寄りに駐車。K田さん、お財布あってよかった!大賑わいの鏡池は始めこそ朧げな景色を映していたものの、徐々にくっきりとしたものへ。登ったばかりの戸隠山に西岳と話が弾みます!M山さんは次回西岳へ挑戦、すごいな〜♪S水さんのリクエストのおかげで鏡池を満喫出来ました。最高の天気に戸隠周辺は観光客だらけ。温泉も満員で入れません。蕎麦を食べながら、空くのを待ちます。酒屋でビールを仕入れ、テントで宴会。先輩方から人生のあれこれ、ためになる色んな話を聞けました。また東京帰っても頑張ろう、そう思えた貴重な時間でした。それはそれとして、明日に備えてもう寝ようと眠りにつきました。ご一緒した皆様、そしてK田さん、帰りの渋滞の運転ありがとうございました。素晴らしい秋山で記憶に残る楽しい時間を過ごせました。

(10/9)戸隠キャンプ場駐車場4:02 ~ 5:54一不動 ~ 6:59五地蔵山 ~8:28高妻山 ~ 9:44乙妻山 ~ 11:02高妻山 ~ 12:57五地蔵山 ~14:27ブナ仙人 ~ 14:46弥勒尾根入口 ~ 15:20駐車場

高妻山・乙妻山登山のこの日、午前2時起床、朝食、テント撤収、午前4時登りがスタートしました。昨日、一不動から下りてきた道を登っていきます。ヘッドランプを点けての歩行でした。先に進んでいた、私たちより年上の男性2人も後ろにまわって、付いてくるほど、暗い中で分かりにくい登りが続きました。枝や石が濡れていたり、沢を渡ったり、先頭のK田さん、ありがとうございました。沢の横の鎖場を登って、登って、氷清水という水場にたどり着き、おいしい水を補給してから、また進み、一不動避難小屋に到着しました。ここから高妻山頂上の十阿弥陀まで、数字を追いながらの登りに入りました。途中の紅葉は、赤やオレンジが出てきて、きれいでした。登るほど、紅葉がきれいになっていきました。一不動から九勢至まで(五地蔵から六弥勤は短かった)は数字が励みになりましたが、九勢至からが遠かったです。以前登った、K田さん、S水さんからも十阿弥陀にはなかなか、たどり着かない、と聞いていたので、ひたすら登るのみ!と思って、歩いていました。登る、登る、とにかく登る。岩場も這いつくばって登る、登る。十阿弥陀から、少し行ったところに頂上がありました。着いたあ!というその頂上は雲海の上、白馬岳頂上がきれいに見えました。「あれは剣岳か?あれは槍ヶ岳?妙高?火打?」と、見渡す限り山の頂上が見えました。素晴らしかったです。頂上に着いたのが、8時半のこの時間だから、みられた眺望でした。ここから、乙妻山に向かいました。いきなり下ったり、登ったりの細い道が出てきて、十一から数字を追った祠が出てきました。十二大日、十三虚空蔵で乙妻山頂上でした。高妻山が堂々と見えました。頂上は私たちだけで、乙妻山ですれ違った登山客は一人だったように思います。高妻山までは、来た道をそのまま戻りました。高妻山の頂上は人が増えており、眺めは雲がかかっていました。ここからの下りはすれ違う登山客も多く、下る、下る、とにかく下る道が続きました。少し濡れている岩や枝は滑りやすく、神経を使いました。八薬師ぐらいから、私がバテバテになり、S水さんにザックを持っていただき、M山さんに水分と塩分をいただき、とにかく、足を動かして歩く、とにかく歩く、という時間が続きました。みなさん、ご迷惑をおかけしました。六弥勤から弥勒尾根新道という、山と高原地図には載っていませんが数年前に整備された道を下りてきました。土と枝と急坂の道でした。これまた、濡れている土、泥、枝の下りは厄介でした。数回滑ってお尻をつきました。周りの山や池が見えたり、牧場の牛の声が聴こえても、ひたすら下る道でした。弥勒尾根入口に着いたときはホッとしました。牧場の牛はのどかに放牧されていました。駐車場に到着し、その後、3回目の戸隠神告げ温泉に向かいました。登山後で、実に気持ちよかったです。今回、ご一緒していただいたK田さん、S水さん、M山さん、O津さんには大変お世話になりました。ナガノパープルソフトクリーム、おいしかったですね。いろいろな「おいしかった!」と、いろいろな「ホッ」とした感を味わった山行でした。ありがとうございました。