4日 四阿山・根子岳

<山行報告>     根子岳から四阿山          

    ~うす曇りを吹き飛ばす、たくさんの花々たち~  

メンバー・・リーダーS、T、I、H、W、T、K、H、S、S(記)    

 まるで高山植物の宝石箱や~~!さすが花の百名山と言われるだけの根子岳でした。牛たちが静かに草を食む菅平牧場の登り出しから、それは始まりました。そこには紫のアヤメがたくさん自生していました。自生するアヤメなんて今どき珍しいですね。先頭を行くSリーダー、花の写真を撮るのに立ち止まることしばしば。しかも花の名前の解説付きです。花の色だけは区別がつかず、なんど聞いても覚えられない世界史の試験のごとく難しい。あっ、でもこれは独特の形だから覚えられましたよ、ウツボグサ。根子岳が花の百名山に選定された花だそうで(リーダー談)。スズランとクロマメノキ。この子たちは本当にシャイで下ばかり向いています。顔がはっきり見えないっつうの!わずかに付いている露がエレガントさを増しています。小さなピンクの王女のイメージ、ベニバナイチヤクソウ。これもけっこう出てきました。名前は知ってたけれど、こういう花だったんだー、ハクサンチドリ。山にもバラが咲くんだー、タカネバラ。

 リーダーが30daysに入れてくれた写真は、花の写真だらけで、ここまでで山の景色がほとんどありません。そうです!何を隠そう、梅雨時なので、天気はうす曇りだったんです。根子岳の山頂まで意外に遠く感じられ、『至 根子岳』の看板ばかり出てきます。そのうち「至」の文字は「ガンバレ」と読むのではないかとバカな事を考えていたら、着きました、ホントの山頂に!みんなで写真を撮り、寒さでプチ震えながらのランチタイムと相成りました。

 次の四阿山まで、何百mか下り、また登り返します。その途中でも、リーダー止まる止まる、イワオウギ、コイワカガミ、ツマトリソウなどが風に揺れています。なんだかだんだんまぶたが重くなってきました。こんなに花があるのに、虫類を見ないのは、まだ気温が低いからかな?、、、、きゃ~、ミミズ!とKさんの声。リーダーが立ち止って、、?ミミズの写真撮っているのかと思いきや、「ウスユキソウだ!」。失礼しました。

 寒くてカッパを着たけれど、結局雨は山を下りるまで降りませんでした。遠くの景色はガスっていても、近くの足元を花々が彩って楽しませてくれる梅雨時の登山もいいものです。

企画してくださったSリーダー、ありがとうございました。

 下山路に咲いていたピンク色のクリンソウと菅平牧場の牛たちに癒され、牧場で閉店に間に合って買えたソフトクリームはおいしかったです。帰りは、「ふれあいさなだ館」の温泉に入って帰京しました。

 最後に、、朝、リーダーのほかに車を出した私の不注意で、関越道から上信越道に入るのをすっかり忘れ関越を北上し、リーダーの車の方々や現地参加のHさんをかなり待たせて登り出しも遅くなり、大迷惑をかけてしまいましたこと、大変申し訳ありませんでした。以後、運転中はおしゃべりに興ぜず、集中します!

 コースタイム:菅平牧場駐車場10:10~根子岳着12:00(ランチ)~根子岳発12:40~四阿山着14:25(休憩)四阿山発14:40中四阿分岐15:00~菅平牧場駐車場17:20