25日(土) 尾瀬ヶ原

山行報告 尾瀬

日 程:2019.5.25  天 気:晴天

参加者:5名

コースタイム:鳩待峠9:06~10:04山ノ鼻10:21~11:15下ノ大堀川11:30~11:44竜宮12:25~12:45ヨッピ橋12:55~14:02山ノ鼻14:21~15:14鳩待峠

尾瀬を知ったのは中学生のときに平野長蔵と親子3代にわたる環境保全活動の記録を読んだことがきっかけでした。今回、実は尾瀬に行ったのは初めてでしたが、天候に恵まれた一日となりました。鳩待峠から山ノ鼻までの登山道は残雪があったのでストックとスパッツを装備して下り、雪解け水の中に咲いている水芭蕉を横目に歩みを進めました。ウグイスの鳴き声を聞きながら、小休憩を取りつつ山小屋を後にして、さらに進むと広大な湿原と前には燧ケ岳、後ろには至仏山が目に飛び込んできました。そして足元には水の中にも水芭蕉が咲き、カッコウの鳴き声が彩りを添えてくれます。味わい深い鳴き声の蛙やサンショウウオ、ヤマメらしき魚も見ることができました。

水がとても澄み渡っていて、ヨッピ橋をすこし過ぎた至仏山と湿原の中に水芭蕉が咲き乱れるスポットに着くと、水芭蕉が水上からそこかしこに顔を出し、フリージアに似たほのかにツンとした清涼な香りがしました。水の中に手を差し入れると、かじかむちょっと手前の冷たい水がうだるような暑さを和らげてくれました。水芭蕉は日に当たる湿原だけでなく、なぜだか日があまり入らない木道に沿って咲いているのも不思議です。自然の中でみんなと一緒に食べるおむすびはなお一層おいしく感じられ、最後の登り路の踏ん張りを与えてくれました。

帰路の途中、立ち寄り湯でじっくりかいた汗を流しました。露天風呂からでて、日の下で全身に風を受けながら体を拭くのはなんて気持ちの良いことでしょう。

自分が書いた山行記録を見返したら、ちょうど1年前に中央アルプス経ヶ岳に行ったときのことを書いていたのに気づき、あっという間に時間が過ぎるのだなと思いました。

朝早くから帰りまで車を運転して、時折みんなの歩みを、振り返りながら見守ってくださったK田さん、賑やかなみなさん、楽しい時間をありがとうございました。