24~25日 赤岳(八ヶ岳)

日程:2018年2月24日(土)夜発 〜 25日(日)
メンバー : K田さん(L)、S藤(貴)さん、M山
コースタイム : 八ヶ岳山荘5:12 ~ 6:07美濃戸山荘6:20 ~ 8:27行者小屋9:00 ~10:08文三郎尾根分岐 ~ 10:48赤岳頂上11:14 ~ 11:42地蔵の頭 ~ 12:17行者小屋12:53 ~ 13:56美濃戸山荘 ~ 14:49八ヶ岳山荘

今年の冬、雪山デビューをした。馬蹄形縦走予定だった谷川岳に始まり、本当の空が見えるはずだった安達太良山。どちらも白かった、空も、周りも、眺望ゼロの世界...そして耳がちぎれるかと思うような強風...。正直、雪山の楽しさが見出せなかった。大好きな赤岳で今度こそは素晴らしい景色が見たい!と強い期待を胸に集合場所に到着しました。

深夜に八ヶ岳山荘に到着、無料休憩所でシュラフに包まり仮眠。

朝5時、ビーコン、ハーネス、ピッケル、ヘルメット、アイゼン、防寒着などをザックにぎゅうぎゅうに詰めて出発。美濃戸口でアイゼンを付け、南沢から行者小屋を目指します。ほんのりと日が射してきました。これは期待大です。行者小屋でさらにハーネス、ヘルメット、ピッケルを装着して文三郎尾根から赤岳山頂を目指しました。

人生初のピッケル体験、片手で握ってみても地面には届かないし、どうやって使うんだろう...?と思いながら登り始めました。その答えはすぐにやってきました。急登の斜度でピッケルがちょうどいい具合に杖になりました。なるほどこういうことか...。踏み跡が階段のようになっていて、そこにうまく足を載せて歩いていきます。アイゼンと冬靴を履いた足はとても重く、さらに急登に続く急登...ずっと急登...。苦しくて夏山のように歩けません。先頭を行くK田さんがだんだん遠くなっていく...もうダメかも...なんて弱気な気持ちが湧いてきました。後で30DAYSを見てみたら、写真にココロの声がくっきりと写っていて...(笑)

文三郎尾根分岐のあたりから時折風が吹き始めましたが「赤岳じゃこんなの吹いてないのと一緒だよ」とK田さん。そんな心強い言葉に支えられ、S藤さんと励まし合いながら山頂に到着!

やったー!途中チラチラ見えていたアルプスはガスで見えなくなっていましたが、八ヶ岳の山々、雪の稜線はとても美しく、冬の赤岳は夏とはまた違った荘厳で荒々しい印象でした。写真撮影の後、風が強いので早々と赤岳頂上小屋の建物の陰に移動、一息ついて行動食のパンに噛りついたらパンが凍りかけていてビックリです。

山頂から地蔵の頭に向かい地蔵尾根を下りました。途中、ちょうどいい斜面?で滑落防止姿勢の練習をしました。滑落を想定して斜面を仰向けで滑り、その後腹ばいになってピッケルを斜面に刺して止まろうとするのですが、刺さらない、止まらない...むむむ...。

しかし本当の核心はここからでした。美濃戸口から八ヶ岳山荘までの林道の脇の道で、順番にすってんころりん。落ち葉に見える道が実は凍っていて...今回の山行で一番慎重になった場面でした(笑)

K田さん、いつもながらご指導と温かいコーヒーありがとうございます。S藤さん、ぜひまたご一緒させてください。

少し雪山の楽しさが感じられた気がしました。またチャレンジしたいです!