2日 常念岳

<山行報告> 常念岳

[日程] 2015年5月2日(土)~3日(日)   [天気] 晴れ

[メンバー] K(L)  K  K  S(記)

[コースタイム]  一ノ沢駐車場6:07~一ノ沢登山口6:39~大滝ベンチ7:37~胸突き八丁9:40~11:12常念乗越11:35~12:42常念岳頂上13:00~13:42常念乗越14:07~15:27大滝ベンチ16:35一ノ沢駐車場

 今回の常念岳の計画は、当初、二泊三日でしたが、行きの車の中で、4日の天気があやしい事と、3日早朝出発すれば日帰りもできる事から、急遽一泊二日となりました。登山は実質日帰りですので、重たいテント装備は全部車に置いて行ける事になりました。登山前日は、かじかの里公園キャンプ場でテント泊です。安曇野インターを降りてから、途中のスーパーに寄り夕食の食べ物や行動食、飲み物等を調達。テント場でプチ宴会をして明日に備えました。

翌朝、4時起床、テントを撤収して登山口に向かいます。駐車場から暫く車道を歩き、一ノ沢登山相談所に登

山届を出し、山へと入って行きました。暫くは雪の無い登山道でしたが、山の神、古池と歩き進むうちに、雪が出て来ました。まだまだアイゼンなしで歩ける雪道です。ゴールデンウィークで多くの登山者が先を歩いていますので、トレースもしっかりあり、迷うことなく登って行きます。胸突き八丁の手前で、ここからは急坂になるからと、アイゼンを装着。ここからが今回の一番キツイ所です。雪がゆるんでいるので、アイゼンを蹴り込んで一歩一歩登らないと、時々、ズズズーっと滑ってしまいます。地図上で見ると短いのですが、なかなか常念乗越に着きません。胸突き八丁とはよく言ったものだなぁ~! と思いながら雪渓をひたすら黙々と登って行きました。程なくしてやっと常念乗越が見えて来ました。胸突き八丁を登り切った所に、「ここでアイゼンを外す!」と書いてあり、書いてある通りに、アイゼンを外し、少し軽くなった足で常念乗越に着きました。常念乗越からは素晴らしい景色が私達を迎えてくれました。赤い屋根の常念小屋の上に北アルプスの山々が、まだ雪を被って勢揃いです。誰もが知っている槍ヶ岳のトンガリ君、穂高岳の峰々、右手の方には大天井に続く気持ち良さそうな稜線。あ~この景色を観る為に頑張ったんだよねー! と、暫く写真をパチパチ。ゆっくりしていたい所だけれど、今日は日帰りの予定。少し休んでから頂上を目指します。メンバーの一人は、胸突き八丁で燃え尽きてしまった様で、乗越で待っていると言う事なので、残りのメンバーの荷物番をしてもらい、3人で頂上を目指しました。乗越から頂上までは雪はなく、荷物もないのでかなり楽になりました。とは言え、大きな石や岩がゴロゴロで歩き難く、ずっと登りが続きました。頂上へ向かう途中、鳥の声がしたなぁ!と思ったら、まだお腹の下半分が白い冬毛の雷鳥が、ハイマツの中から出て来ました。毛の白い雷鳥を見るのは初めてでしたので、思わず、(^-^)┸┓ワァー雷鳥だぁー!! と声が出てしまいました。至近距離4~5mと言った所でしょうか。かなり近くで雷鳥を見る事が出来ました。やっとの思いで頂上に着くと、景色の素晴らしさに写真を撮ったり、地図を広げて山々を確認したりして、乗越で待っている人の事を忘れて長居してしまいました。いつまでもこの景色を観ていたい所でしたが、日帰りプランに変更したのですから、そろそろ下山しないと、と言う事で来た道を帰ります。下りは登りの何倍も早く歩けます。ガレ場を下り、胸突き八丁の雪渓もズンズン下山します。無事下山すると。近くのキャンプ場のお風呂で汗を流します。ごった返す中、汗を流したら帰京です。帰京の高速道路も出来るだけ渋滞少ないルートを選んで走って下さったので、思いの外スムーズに帰京する事が出来ました。今回は、お天気に恵まれ、素晴らしい北アルプスの景色を堪能出来て、思い出に残る山行となりました。運転して下さったKリーダー始め、ご同行の皆様、ありがとうございました。