2日 鶏冠尾根~甲武信ケ岳

天気:晴れ & 微風
参加者 : 1名
CT :  西沢渓谷入口5:40 ~ 6:20鶏冠谷出合 ~ 7:47チンネのコル ~8:12第一岩峰 ~ 8:24第二岩峰 ~ 8:39第三岩峰下部 ~ 8:54第三岩峰 ~ 9:31鶏冠山 ~ 11:52木賊山 ~ 12:33甲武信ケ岳 ~12:53戸渡尾根分岐 ~ 13:35徳ちゃん新道分岐 ~ 15:07西沢渓谷入口

当初計画では甲武信小屋テント泊で一泊二日の予定でしたが、参加者がいませんでしたので、日帰り単独山行としました。自宅を2時40分に出発し、青梅街道をひたすら走り、西沢渓谷入口駐車場に5時10分に到着。簡単な朝食をとって出発しました。

最初の難所である鶏冠谷出合の渡渉では、靴を脱いで冷たい水流を突破する予定でしたが、水量が少なく、飛び石で渡ることができましたので、とても助かりました。

 鶏冠尾根に取り付くと、樹林帯の急登が始まり、チンネのコル手前では、予想以上の急登に時間を取られ、30分ほどで登れるだろうと楽観していたら、1時間20分ほどかかってしまい、難所の見落とし、自分の読図力の甘さに嫌気がさしてしまいました。

 チンネのコルから先は岩稜帯が始まり、いくつかのトラロープや鎖場が現れますが、第一岩峰、第二岩峰、ともに難しくなく、鎖を使わずとも登れる程度で、岩稜上の展望が素晴らしく、写真を撮りながら、ゆっくりと岩稜闊歩を楽しみました。

 第二の難所と考えていた第三岩峰には鎖がついておらず、左に回り込んでクラックを辿っていけば登れそうに見えましたが、一歩間違えたら後がありませんので、今回は単独行でロープも持参していなかったことから、素直に巻道を利用して、岩峰を回り込んだ反対側から第三岩峰に立ち、大パノラマと来し方を眺めて、のんびり休憩しました。

 第三岩峰の先からシャクナゲロードが始まりますが、ルートを覆うようにシャクナゲが覆いかぶさりますので、掻き分けながら進みました。鶏冠山から先は、さらにシャクナゲの密林が濃くなり、足元の倒木を跨いだり、ルートを覆う倒木を潜り抜けたりして進んでいくと、折れた枝元が何度も足を突き刺し、何度か呻き声をあげてしまいました。しかし、踏み跡はしっかりしていて、赤テープがこれでもかというくらいに貼られていましたので、ジャングルの中でも、ルートを見失わずに進むことができました。

 木賊山までの予定時間を約50分オーバーしてしまいましたので、そそくさと甲武信ヶ岳へと向かうと、広くて歩きやすい一般登山道はまるで高速道路のようで、今回は単独行でしたので、熊鈴を付けていたところ、チリンチリンうるさいくらいに鳴り響く鈴の音が近付くと、みなさんパッと道を譲ってくれるものですから、自ずとペースが上がり、アッという間に甲武信ケ岳に到着しました。山頂で記念写真を撮って下山を始めると、先行登山者が次から次へと道を譲ってくれますので、気が付いたら小走りになっていて、調子に乗りすぎてしまい、徳ちゃん新道に入るころには、膝脇の筋肉が炎症を起こしてしまい、最後は苦痛に顔を歪めながら下山しましたが、ペースを上げた甲斐あって、下山に4時間を予定していましたが、2時間30分で下山することができました。しかし、山は走るものではなく、歩くものだと、今回は反省点の多い山行でした。

 下山後は笛吹の湯で膝を湯治してから、青梅街道をひたすら走って帰宅しました。笛吹の湯はJAFカードを提示したら410円になりました。