18日 武川岳・焼山

平成30年2月18日(日)
ンバー:S藤さん(リーダー)、W辺さん、S藤
コースタイム :名郷バス停09:05~登山口09:30~天狗岩10:30~前武川岳11:34~武川岳11:53(ランチタイム)12:45~焼山14:00~芦ヶ久保駅16:35

飯能駅に7時50分集合、それからバスで一時間ほど行くと名郷のバス停です。同じ時間に貸し切りバスで乗りつけた団体さんは、反対側の蕨山の方向へ行ったようで、私たち3人は武川岳の登山口へ。静かな民家の合間を縫って民宿西山荘の脇の道から、登山口まで誰にも会いません。
 山道に入って1時間ほどで、天狗岩の道標発見。大きな岩があるだけかと思ったら、そこからの道がずっと岩山になっているんですね。ちょっとした岩道ルートを楽しみました。登りきったところに、「天狗岩頂上」の標識が。そこからいきなり展望が開けて、なんだか高度感と達成感で嬉しい♪
 それからしばらく行くと、だんだん登山道にも雪が積もり始め、所々に凍結が。アイゼンをつけて慎重に登ります。前武川岳山頂は一面の雪景色。青空と雪と静かな木立で、なにやら幻想的。それからいったん登り返して到着した武川岳山頂は、私たちが独占かと思いきや、ソロハイカーが三人ほど、それぞれベンチで休憩をしていました。どこまでも静かで通好みの武川岳なんだなあ。私たちも記念撮影をしてから、ベンチでお湯を沸かして楽しいランチタイムとなりました。
 頂上はちょっとした広場で見晴らしが良く、飯能の町並みが見渡せ、向かいの蕨山、遠くには奥多摩の大岳、なんとその向こうにはうっすらと丹沢大山の姿も!

感動しつつ、次の焼山を目指して下りに入ると、なんと凍ってツルツルの下山道。コケたら大変と緊張しながら、スリルの下りでした。しばらく下っていくと、正面に武甲山が不意に現れました。思ったより間近に大きくそびえていてびっくり。無残に削られた段々の岩肌に雪がまぶされて、まるで粉砂糖のお菓子のようです。

しばらく武甲山の眺めを楽しみながら、写真を取りまくり。それからまたひと登りして到着した焼山の山頂は、なんと素晴らしい景色でした。手前に大きく武甲山、奥にギザギザの両神山、そして遠くに榛名山系、赤城山系、そしてはるか雪を被った浅間山まで見渡すことができました。感動的な眺めでした。
 さて、次は二子山目指せ、と下山を開始するとまもなく、下り道が全面凍結の急坂でツルツル、歯が立ちません。やむなく二子山をあきらめ、林道にエスケープし、そのまま芦ヶ久保駅まで六キロの林道と車道をのんびり歩きながらの帰り道となりました。途中、民家の軒下で開きかけた福寿草とロウバイに出会い、寒風の中でも春の息吹を感じて、なんだか癒されました。

 今回は岩道、雪道、凍り道といろいろな状況でしたが、ベテラン二人に前と後ろを歩いてもらって、安心して冬山を楽しむことができました。リーダーのS藤さん、同行していただいたW辺さん、ありがとうございました。