18日~20日 鹿島槍ヶ岳 2889m

日程:平成30年8月18日~20日(3日とも晴れ)

メンバー:8名

コースタイム:一日目 柏原登山口11:10~12:25ケルン~15:10種池山荘

二日目 種池山荘5:45~6:35爺ヶ岳南峰~7:05爺ヶ岳中峰~8:20冷池山荘8:45~10:00布引山~11:05鹿島槍ヶ岳南峰(ランチ)11:45~12:25鹿島槍ヶ岳北峰~13:05南峰~14:55冷池山荘             
 三日目 冷池山荘5:40~7:00爺ヶ岳中峰~7:55種池山荘~11:25柏原新道登山


*一日目 登山口駐車場。今回の山行は、U田さんの滑落事故(⁈)より始まりました。靴ひもをほどいたままで車を降りようとして悲劇が起こったのです。後になって美しいU田さんの顎が紫になってしまいました。事故は山の中だけで起こるものではありません。

 登山口で記念写真を撮り、登山開始です。このルートに無駄はありません。ひたすら上ります。しばらく登ると視界が開けてきて蓮華岳の山並みが見え、針ノ木岳・スバリ岳が見えてきました。ケルンで休憩し、歩き始めると、遠くに赤い屋根の種池山荘が見えて来て元気をもらいましたが、まだまだ遠いな~。

 石畳、水平道、などと書かれた標識を幾つか過ぎてやっと、2450mの種池山荘に到着。お約束のビールで乾杯!小屋に早く着いたおかげで写真の撮り放題!夕映えの山々を目の前に山座同定。幸せ~!


*二日目 朝4時に起きると窓から星々が美しく感動。夕べ寝るときにも大町の灯りがキラキラと揺れていてきれいだったな~。目の前には今日越えていく爺ヶ岳が見える。早くも登り始めた人たちでのヘッドライトも見える。

 朝食は5時。山小屋の方たちに感謝。朝焼けの雲海の彼方に富士山を見ながら爺ヶ岳を登り始めると、左手の蓮華岳のはじから槍ヶ岳が見え出した。どうしてだろう。槍が見えるとテンションが上がる。すると、リーダーの声。「ライチョウがいるよ」みんな注目!三羽のひなを連れた母鳥だった。嬉しい出会いに足も軽くなった。その後,イワヒバリに先導してもらったり、サルを見たり、別なライチョウにも出会えた。人間は楽しみのために山に登るけれど、本来お邪魔虫。温暖化や環境問題を考えたりもした。絶滅危惧種という言葉がなくなればいいな、なんて思ったりしながら歩いていると頭の上をアマツバメが気持ち良さそうに飛び回っていた。

 今夜のお宿、冷池山荘に着くと受付をして荷物を預け、必要なものだけを背負っていざ鹿島槍へ!歩くこと約2時間半。立山・剣岳を左手に天空散歩。花々もまだ咲き残っていて、ハクサンフウロやトリカブト、リンドウの色は濃かった。暑さと厳しい登りできつかったけれど、来てよかったと思った!南峰頂上には横笛を吹いている青年がいて、風情があった。横に長い南峰の頂上は眺めも良く、ここでランチとなった。五竜岳に続く八つ峰キレット。怖い~!キレット小屋も見える。遠くに白馬岳。白馬三山も見える。立山・劔岳も手が届きそうなくらいだ。シアワセ~!北峰には行かない。ここで待ってます・・と思っていたのに、『一緒に行きましょうよ』と言われてその気になったのが大間違い・・・その険しさに途中で撤退。(戻って正解だったよ。あの後はもっときつかったよ)とは、A畑さんの弁。その言葉に、戻ってよかったとホッとした。南峰でおしゃべりをして待っていたら、北峰から5人が戻ってきた!カッコイイ!!羨ましい限りです。(北峰まで行く人は少ないです)

冷池山荘への戻りはサクサクっと。小屋に戻ったのが早かったので、鹿島槍ヶ岳を眺めながらのビールタイム。目的達成後のビールは美味しかったですね!(〇〇さんがジョッキを空けたほどですから!)赤や白のワインも、ごちそうさまでした!


*三日目 今日も5時の朝ごはんでスタート。頑張ろう!そう思って冷池山荘を出てからが寒かった!風が強かった。右手に見えている剱岳の上には釣り雲が見えていた。休憩するにもよける場所もなく、頑張って種池山荘まで戻ると風もなく、上着を脱いだ。それからは飽きるほど下って、下って、無事に到着。


 三日目は雨の予報だったので覚悟はしていましたが、晴れ女、晴れ男さんのおかげで三日とも青空の山行でした。


 ご一緒いただいた皆さん、リーダーのI井さん、運転をされたA畑さん、S藤さん、本当にありがとうございました。


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