16~18日 岩手山・八幡平

岩手山(2038m)・八幡平(1614m)

 2016年7月16日~18日(土、日、月祝)

メンバー: K(リーダー)、K、S、M、K(記録)

コースタイム: (7/17)焼走り登山口5:20~6:56第2噴出口跡地~8:04ツルハシ~9:09平笠不動避難小屋9:25~10:10岩手山頂上(薬師岳)10:18~10:44平笠不動避難小屋11:24~12:03ツルハシ~12:51第2噴出口跡地~14:09焼走り登山口  (7/18)八幡平頂上駐車場6:49~7:17八幡平頂上7:30~7:51陵雲荘8:12~8:34源太森8:50~9:19見返り峠~9:31八幡平頂上駐車場

16日

朝6時に北朝霞駅に集合し、東北自動車道を経て遠路、岩手県に向かいます。途中、志波姫町(しわひめ町・宮城県)、紫波町(しわ町・岩手県)などという地名が出てきて、盛り上がりました。西根IC近くの焼走り国際交流村という施設内のオートキャンプ場が今回のお宿です。当初は通常のテント場にテントを張る予定だったのですが、雨が降りそうだったのでオートキャンプ場に変更しました。テントを張るころには雨が降り出しましたので、この選択は良かったと思います。

国際交流村は大きな施設で、キャビン、オートキャンプ場、テント場、大駐車場のほか、温泉や天文台まであります。ということで、当然、温泉につかりました。

温泉の後は、いわて生協の店で調達した食料と酒で宴会です。飲み始めの時間が早かったので飲み過ぎてしまいました。

17日

晴天を期待しましたが、残念ながら朝から雨。テンションが上がりません。宴会疲れも手伝って足が重いです。Kさんが「雨が降り続くようならばコマクサを見たら(頂上は行かずに)下山しようか」とつぶやいたので、他のメンバーはそれなら行けるところまで行こうという気分になりました。登り始めから1時間ほど経過した時点で「焼走りまで2.2km、岩手山頂まで4.5km」という標識がありましたので、「もう4分の1を過ぎた。意外と楽かも。」と思ったのですが、これが甘かった。ここまでは平坦に近いのですが、頂上に近づくにつれて傾斜がだんだんきつくなっていきます。そのうちにお楽しみのコマクサロードに到着。登山道の上下の斜面一面に、しかも100m以上?コマクサの群生が続きます。このような大群生を見たのは初めてです。ここで一同が期待していたKさんからの「コマクサを見たので下山しましょうか。」との提案の声はかからず、Kさんからは引き返したい旨の申し出がありました。Kさんからは「ゆっくりでいいから、歩きましょう」とのダマし、励ましの言葉があり、登り続けました。ツルハシというところで上坊コースと合流します。工事のツルハシにまつわるものがあるかと期待しましたが、何もなく単なる合流地点でした。傾斜が少し緩んだところにある平笠不動避難小屋という立派な小屋に到着。ここでランチタイムかと思いきや、Kさんから「午後は風が強くなるし、ここで休むと山頂に行く気が失せるので少し休憩したらすぐに出発します。山頂に行かずにここにいても結構。」と提案がありました。Kさんは残るのかなと思っていましたが、一緒に行く決心をされました。小屋の付近では山頂を目指したものの強風のために途中で引き返したという下山者に数人出会いました。実際、火口まで至ると、慣れていなければ強風で立つのが難しくなります。このため、Kさん・Kさん・SさんのグループとMさん・私のグループがそれぞれ腕や手をつなぎ、互いをおもりにして風に耐えながら山頂へと向かいました。強風のため、当初予定していたお鉢めぐりは断念です。

平笠不動避難小屋に戻り長めのランチタイムをとって下山再開です。下山時にもコマクサロードを堪能し、また登りの時には見なかった焼走り溶岩流にも立ち寄りました。

岩手山の登山口の標高が560mですので、頂上までの標高差は1500m近くあります。予想したよりもきつかったです。また、雨とガスで展望が得られなかったのは残念ですが、全員で登頂できたのは本当によかったです。特にKさんのがんばりには敬意を表したいと思います。

下山後はまた温泉につかり、施設内の食堂の営業開始時間の午後5時まで休憩室で酒盛りをして、場を移して夕食を食べました。

18日

天気は好転せず。登山口の駐車場の標高は1540mですので、山頂との標高差は100mもありません。しかし、寒いので雨水フリースとレインウェアを着こみました。八幡平は山というよりも全体がハイキングコースで、コース沿いには鏡沼、ガマ沼、八幡沼、たくさんの池塘があり、多くの高山植物が見られます。ガスがかかっていなければ前日登った岩手山等の東北の山々が望めたのでしょうが、目の前の池の全景すら見られない状況でした。当初予定していた茶臼岳までは行かず、源太森で引き返しました。

Kリーダーには長時間の車の運転に感謝申し上げるとともに、同行したKさん、Mさん、Sさんにも御礼申し上げます。 

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