10日 戦場ヶ原~庵滝

(メンバー) LK田、S水、N香、K光、K森

(コースタイム)赤沼茶屋9:41~10:45弓張峠~11:56庵滝(昼食)13:10~14:00弓張~14:44泉門池~15:55赤沼茶屋

  久しぶりのスノーシューは、戦場ヶ原。雪の季節は初めてで、心躍るものがあった。庵滝(いおりだき)の氷瀑を見るのが目的。地図にもない滝らしい。人知れず、山懐で凍えている滝か・・・。

赤沼茶屋駐車場から戦場ヶ原に向かう。雪道はしっかりとトレースがついていたが、ワカンやスノーシューを装着して歩いた。(ツボ足はつらいからね)戦場ヶ原展望台に寄り、朝の日光の峰々を見た後、鹿の侵入防止柵を超えて車道に出た。しばらく歩き小田代ヶ原を過ぎて少し行くと、分岐があった。が、『これより先へ入らないでください』の立て札。しばし休憩の後、自己責任区域.と判断し出発。そのあと緩い勾配の山道となったが、風が吹き抜ける場所らしく、ブリザードのように雪を吹き飛ばす。冷たい風の中、ものともせずリーダーは、進みます。寒くて、黒いフードを被った私は、モジモジ君と言われ・・・(わかる人にはわかる⁈)

空腹感が募るようになった頃、先を行くリーダーからの「見えたよ~!」の声に前方に目をやると、人の動いているのが見えた。(どれが滝・・・?)周りの白さに溶け合って解らない。どんどん歩いていくと・・・!!スゴイ!!

小さな雪の橋を越えた向こうに、鋭い牙をむいて口を開けたような、凍り付いた滝があった。間近まで行くと迫力がすごい!全面凍結しているので滝の裏側に行ける。ミントブルーの、カーテンのようなツララの塊。神秘的な色が透けていた。巨大なツララが何本もぶら下がっている。真下に立って上を見たら、ゾ~ッとした。怖かった。自然は、魔術師。美しさも恐怖も作り出す。記念写真をたくさん撮り終えたら、ランチタイム。敷物の上に、少し離れた斜面から雪玉が転がってきた。こんなこともあるんだ、雪山ランチ。

帰りはトレースから外れてふかふかの雪の感触を味わったり、ウサギや他の動物の足跡を見つけたり、楽しい時間となった。戦場ヶ原の自然研究路ではキレンジャクの一群が、木の実をついばむ様子も観察できた。鈴のような鳴き声。なかなか見られない鳥なので興奮した。

「貴婦人」と言われている白樺があるとのことで、皆で探しながら歩んで行くと、あった!純白の樹皮をまとい、凛とした立ち姿。この木に違いないと、むさしのの貴婦人たちも一緒に記念撮影。パチリ!あまりの美しさに、カメラマンのK田リーダーは雪に足を取られてズボッ!

マガモたちが夕食を探している湯川沿いに歩いて、元の道に合流すればもう赤沼茶屋だ。お疲れ様でした、

足がつってしまい、K田さんにはザックを背負っていただきました。また、同行の皆さん、遅い私に合わせていただきました。ありがとうございました!