7日(土)~9日(祝日)大朝日岳・蔵王山

■メンバー:リーダーS藤(繁)、M崎、I井、S能、M井(記)

10月の三連休に百名山をニ座、ゲットしてきました。
早い段階から週間天気予報が芳しくなく、毎日、週間予報とニラメッコしていました。
金曜午前にS藤さんから決行するとの最終連絡をいただき、万歳〜!
土曜日は雨にパラつかれそうなものの、大朝日岳を登る日曜日はまずまずのお天気との予報でした。

■1日目10/7  日古寺案内センター12:27~鳥原避難小屋15:50(泊)
三連休で高速道路が混雑する事が見込まれたので、集合場所は北朝霞となりました。
5:45am、いざ出発。
出発地を北朝霞に変更したS藤さんの作戦勝ちで、大きな渋滞も無く駐車場に到着しました。
予報通り、まあまあの雨が降り出したので、車の中でレインウエアを着て、いよいよロングトレイルの始まりです。
初日は3時間程のコースタイムで鳥原避難小屋を目指します。雨で木道が滑り易くなっており、足元に気を付けながら山道に入ると、
なかなかの斜面が目に飛び込んできました。避難小屋泊に必要なシュラフ・マットの重量が肩にのしかかります。
それでも夕食はS藤さんが5人分を担いで下さっているので、大助かりです(S藤さん、ありがとうございました!)
樹林の中なので、天然の傘に守られ、それ程、濡れる事はありません。紅葉は期待したほど見られず、目を引くモノは白や、
いかにも猛毒そうに見える赤いキノコくらいでした。
避難小屋まであと1時間位のところが急斜面で、手を使って這い上がったりしました。その先には池が広がっており、
雨は止んでいたので水面に青空が映って、とても癒されました。ぬかるみ地獄を頑張った甲斐がありました。
今日1番の映えスポットでバシャバシャ、写真を撮りながら目的地である避難小屋へ到着しました。
避難小屋の収容人数は50人で、1階には4人程、2階には5人、先客がありました。私達は広い2階の方を利用させていただきました。
夕食はS藤シェフのおもてなしで、ズッキーニとパプリカのオリーブオイル・香味料炒め、鴨の燻製、鮭フレークと昆布と大葉の混ぜご飯、
焼き肉をいただきました。美味しい夕食をいただいた後は、お酒の販売も無いし、真っ暗で何もする事が無いので19:30にシュラフへ潜り込み、
深い眠りへ落ちました。
■2日目10/8  鳥原避難小屋05:00~鳥原山05:39~小朝日岳07:17~銀玉水
08:52~大朝日小屋09:30~大朝日岳09:55~大朝日小屋10:20着(ランチ)11:00発~小朝日岳分岐12:14~
古寺山13:11~古寺案内センター15:40 大井沢温泉湯ったり館~ペンションキャンドル(泊)
3時頃から他のパーティが起床し始めた物音で、チームむさしのもお目覚めとなりました。朝食用に取っておいた昨晩の鮭ご飯を温めて食べました。
一晩経っても「まいぅ〜。シュラフなど素早く撤収し、ヘッテンを点けて、出発です。
避難小屋を下りたところから始まる木道が朝露でツルッツルのアイスバーンになっていたので、転倒しないようソロソロと歩きます。
何とか通過して、最初の映えスポット・鳥原山で景色を堪能しました。昨日とは打って変わって朝焼けも見えます。
ここから先はヤセ尾根やロープも出てきて、日帰り装備より重いので、より一層、注意しました。避難小屋の別のパーティ女性2名に追い越され、
次のピークでモグモグタイムを取り、先へと進みます。稜線好きにはたまらない景色が続きました。紅葉も少し進んでおり、来れて本当に良かった。
非難小屋を発ってから4時間程のところに、有名な湧き水・銀玉水があり補水しました。疲れた体に染み渡ります。
地元のハイカーさんが「今日はドバドバ出ているね〜」と話していました。やはり今年の異常気象で、チョロチョロの日もあったと推察されます。
銀玉水を過ぎてから、石が敷き詰めてある階段を登り、標高を上げていきます。大朝日小屋に到着して、ザックをデポして、ピークを目指します。
左右に笹が生えており、狭くて一人しか通れない道を譲り合いながら上ります。三連休の中日ともあって大勢のハイカーが居ました。
厚い曇も時々、取れて、パノラマビューの写真を沢山、撮りました。後ろ髪を引かれますが、避難小屋まで下りて、昼食を取りました。
こちらは100名収容出来るとの事です。管理人さんとすれ違った際に話し掛けられまして、避難小屋利用の注意点と、
トイレをピッカピカに掃除してきたと仰っていました。避難小屋とは思えない程、綺麗なトイレでした。ボランティアの方々のお陰で快適な山行が出来るんだと、感謝します。
太陽も顔を出してくれるようになり、急登が苦手な私は景色を楽しむ余裕が出ました。途中、登り返しに苦しみつつ、
そして最後はもう限界、と根を上げた程、しつこくて長〜い下りでした。
ヘロヘロになって下山した後は、サッとお風呂を済ませ、今夜のお宿・蔵王まで1時間弱、S藤さんが車を飛ばして下さりました。
蔵王の宿泊施設はスキーシーズン外は殆ど営業していないそうです。選択肢があまり無かった?今宵の根城でしたが、ペンション「キャンドルの女主人のおもてなしは、
地元の食材(キノコ、ジンギスカン、里芋、山形牛など)をふんだんに使ってあり、どれもこれも美味しくてグルメ旅行に来たようでした。
美味しい夕食をいただいた後は、明日の作戦会議を練りました。お天気が悪いようなので、蔵王を登る組(S能さん・M井)と、
温泉のんびり組(S藤さん・M崎さん・I井さん)に分かれる事になりました。部屋に戻り、I井さんと私は瞬殺で寝た事は言うまでもありません。
■3日目 10/9 蔵王山頂駅(ロープウェイ)09:20~ワサ小屋09:45~蔵王山10:15~地蔵山10:35~蔵王山頂駅10:50
起床して、外を見たところ、天気予報通り小雨が降っていました。朝食を取り、パッキングを済ませ、S藤さんに蔵王ロープウェイまで車で送っていただきました。
風も強く、こんな日に登山する変態は私達だけでした。ロープウェイの係員に強風に気を付けてと、見送られ、完全武装で出発です。
M崎さんにガスで視界が悪い筈だから、分岐点を間違えないように、とご助言をいただいたので、注意しました。
木道の階段を上り、蔵王頂上までの分岐点に到着してから、頂上を目指します。視界はあまりよくありませんが、大きな岩に◯が印してあるので、
登り易いです。You Tuber S能さんは自撮りしながら、サクサク登っていきます。昨日の疲労で乳酸が残っている体にムチを打ち、
25分程で山頂に到着しました。雨も強くなってきたので、蔵王山神社でお参りをして、パッと写真を撮って下山です。下山している時に2人とすれ違いました。
他にも変態が居ました。往路とは違うコースを使い、地蔵山に到着した頃には、お互いの写真を撮る余裕も無い程の強い雨風でした。
百名山をゲットする目的も果たせたので、とっとと下山し、ロープウェイ乗り場へ逃げ込みました。S藤さんにお迎えのお願いの連絡をして、
ガスでノー景色のロープウェイの中でレインウェアを脱いで、無事、お三方と合流しました。
山形と言えば、板蕎麦。レビューで高評価の「あららぎ」で板蕎麦を食べました。最後も美味しいお食事で〆となりました。
S藤さん、長距離運転をありがとうございました。3日間、ご一緒させいただいた皆さま、とても楽しかったです。また来年もグルメ山行に行きましょう!