30日(土)~31日(日)尾瀬・片品川 小淵沢(ニゴリ沢) 

コースタイム:大清水駐車場5:00〜入渓点6:00〜小淵沢出会10:30〜長蔵小屋11:30〜尾瀬沼休憩所12:45〜大清水駐車場14:30

 3度目の参加。昨年はお天気が悪く、入渓点まで来たものの勇気ある撤退をしたのでした。さて3度目はどうか…。今回は神田リーダー&いつもの沢女子メンバー。テント泊装備を積み込み18時に新座駅を出発。順調に21時頃に大清水駐車場に到着。昨年までは駐められた砂利の駐車場(本当は空き地?)にゲートがあり入れません。仕方なく有料駐車場の一番端っこに駐めてこっそりテントを張りました。すこしだけ宴会をして就寝。寝るときは星が見えていて期待大!

 翌朝テントを撤収し出発。このところの熊出没のニュースと曇り空というお天気も手伝って心細くなってきますが、佐久間さんの熊鈴2個持ちに励まされて進みます。林道を行きこの辺りが…まさかの入渓点がない!沢が土で埋め立てられショベルカーが乗っかっています。もしや今年もここで敗退!?と思いましたが、休工の脇を抜けて無事入渓することができました。来年はどうなっちゃうんだろう??

 とてもきれいな澄んだ清流に小さな滝をいくつも越えていくと、突如ドーンと大きな滝が現れます。もちろK田リーダーにロープを要求、しっかりとロープをつなげてもらい慎重に登っていきます。逆階段のようになった足場は苔と合わさって滑るのでしっかりと手がかり足がかりを確認して登っていきます。途中で少し木漏れ日が射してきました。ところどころ泳げそうな釜もあるのですが、奥多摩と違い水が冷たくなかなか勇気が出ません。3ヶ所ほどロープを出してもらい、安心安全に大きな滝をクリアしました。そしてお待ちかねの小淵沢のメインとも言える滝行です!一昨年は痛いほどの水圧を感じたのですが今年は心地よく、水量が少ないのかはたまた慣れたのか冷たく澄んだ水に打たれて清々しい気持ちになりました。さてここからが詰めです。崖を上り、小川になった沢をいくとあたりは笹薮に。背丈よりも高くて埋もれてしまいます。大きくて硬い笹をかき分け足でも踏みつけて、なんとか前に進もうとしますがなかなか進みません。途中でみんなの声は聞こえるものの姿が見えず、こっちーと声を掛け合いながら、クマさんと遭遇しませんようにと心で念じて、必死のパッチでなんとか抜け一般道に出ました。あぁ怖かった。

 しばらく樹林帯を歩くと一気に視界が開け田代湿原に出ました、燧ヶ岳を眺めながら気持ちのいいハイキングです。湿原にはワレモコウが咲き、紅葉には少し早いけど秋めいてきた尾瀬の風景に癒やされました。

 とてもきれいな沢なのですが、台風や豪雨の影響なのかかなり荒れていました。沢登りの間は今回も誰にも合わず、あまり入渓する人がいないからというのも荒れてしまう一因なのでしょうか。また登れるように美しい沢を守っていければいいなと思いました。K田リーダーはじめ、ご一緒してくださった皆様ありがとうございました。