25日(土)~26日(日)硫黄岳

+ メンバー  K田(L) B東 H岡 S能(記)
+ 装 備  雪山日帰り装備、アイゼン、ピッケル等
+ コースタイム  7:50 桜平駐車場(林道アプローチ)/ 8:35 夏沢鉱泉 /
 9:20 オーレン小屋 / 10:35 赤岩ノ頭 / 11:15 硫黄岳 /
 12:10 夏沢峠 / 14:30 桜平駐車場


冬の足音を確かめに南八ヶ岳へ

 雪山の足慣らしで硫黄岳へ。とは言え、今年は記録的な暖冬で
例年に比べて降雪が異様に少ない。特に太平洋側は、地元の方も
こんなに雪がない年は初めてだ、と首をひねるほどに。
果たして雪はあるのか……。
 私自身、実は桜平からの入山が初めてだ。駐車場は予想外にガラガラ。
暖冬の影響か? トイレは冬季閉鎖中。八時前スタート。
気温は0℃くらい、冬山にまだ慣れぬ身体には冷気が応える。寒いなぁ…
 最初は舗装路。ところどころ凍っているがまあ歩ける。
途中から斜度が上がり、氷多めになってきたのでチェンスパ装着。
結局この日は終日、最後までチェンスパで問題なかった。
アイゼンピッケルは不使用。初雪山のH岡さんはアイゼン練で着用。
初アイゼン、慣れるまで歩きにくいですよね。

 初の夏沢鉱泉、非常に立派な小屋だ。温泉に入れて送迎もある。
近いうちに始めたいと思っているアイスクライミングの
一大拠点としても有名だ。ほど近くに四エリアのアイスギャラリーと、
九本の滝を擁するベース基地としては絶好の小屋である。むむぅ…
 話が逸れた、山行に戻そう。しばし進み、冬季休業のオーレン小屋で
小休止。ここも初めてだ。バイト募集ネパール研修有り、マジか!?
ネパール行きたい!! ここからはひたすら樹林帯を登り、
斜度がギリギリと上がってゆき、かなりの急登に。雪も増えてくる。
雪があって一安心。ザクザクと踏み締める雪の感触が心地良い。
苦しい急登を越えると木も疎になり稜線に乗り上げる。赤岩ノ頭である。

八ヶ岳ブルーと硫黄名物の烈風

 横岳、赤岳、阿弥陀、乗鞍から北アまで全部バーーーンと一気に展ける。
天気も良いし素晴らしい眺望。目の前の硫黄岳にもうひと登り。
風は吹き抜けるがまだそんなに激強ではない。赤岩から硫黄周辺は
雪がほとんどない。強風で吹き飛ばされるのだろう。
 久々の硫黄山頂。だだっ広くて何もない。途端に烈風が吹き続け、
あっという間に体温低下。爆裂火口と景色を堪能し、
撮影を済ませてそそくさと降る。
 夏沢峠へクルッと小さく周回して降りる。峠で昼メシ。
K田リーダーがガソリンストーブで湯を沸かしてくれ、
あったかいカップラーメンを貪る。冬山にはカプラーがやはり最高である。
体が温まり人心地がつく。いつもありがとうございます。

 レーシングチームいつものダーーッと一気に降る。
初雪山初アイゼンのH岡さんがいたのでいつもほど速くはないか(笑)。
  帰り高速からアーベン富士を堪能、が、中央いつもの大渋滞(泣)。
せっかちなリーダー高速から wipe out 。甲府から青梅に転送され
射出 drop される(笑)。

しかし、やはり雪山は良いものだ。雪、早くもっとガンガン降ってくれ!