10日(土)長者ヶ岳 リーダー:S藤

参加者:5名

コースタイム:田貫湖キャンプ場P~(0:45)~展望ベンチ~(0:65)~長者ヶ岳~

       (0:50)~休暇村分岐~(0:40)~キャンプ場P(計3時間20分)

長者ヶ岳は、富士山西方の天子山塊に属する山で、お隣の天子ヶ岳とセットで登られることが多い山です。富士山麓トレイルマラソンのコースの一部にもなっています。緊急事態宣言が解除されて最初の山行は、前回の日向山から4ヶ月弱間が空いてしまい、すっかり鈍った体でも大丈夫そうな軽めのハイキングです。

 昨年秋頃と異なり中央道は目立った混雑もなく、雪を被った美しい富士山と富士五湖沿道の桜を見ながらスイスイと進み、9時前に田貫湖北バンガローサイト駐車場に到着。湖畔は釣り客で賑わっていました。

 9:15行動開始。湖畔の桜と富士山を見ながら湖岸の道路を登山口に向かいます。約10分で尾根末端の登山口に着き、そこからは概ね左側(南側)が植林、右側(北側)が天然林の登山道を登っていきます。10:00東側に富士山がドーンと望める展望ベンチに到着し、一休み。山桜と富士山の組み合わせが絵になります。

 その後も時折山桜やミツバツツジが咲いているのを愛でながら、程よい傾斜の歩きやすい尾根道を登っていくと、10:25頃田貫湖が見下ろせる二つ目の展望ベンチに着きました。さらに登ってゆくと、明るい林床にアズマイチゲやいろいろな種類のスミレの花が現れ始めます。この山の常連らしい人にスミレの名前を教わったり、花の写真を撮りながら登ったので益々スローペースになってしまいました。

 笹や木立の登山道をしばらく登ると、11:30長者ヶ岳山頂に到着。山頂は混雑とまではいきませんが、それなりに登山者で賑わっていました。東には中腹に雲をまとった富士山がそびえ、眼下には田貫湖を望む絶景です。北西には雪を被った南アルプス赤石岳~荒川三山~塩見岳~白峰三山の峰々がズラリと眺められました。S藤Lによると今年も南アルプスは入山出来そうにないとのこと、コロナが収束して高い山に自由に登れるようになる日が待ち遠しいですね。

 山頂で各々カップ麺などの昼食を食べて休憩し、12:40下山開始。来た道を引き返し、行きに見逃したカタクリの花を確認したりしながら下りました。富士山展望所で休息を挿み、最後は尾根を外れて直接田貫湖北バンガローサイトに下る道に入り、14:20スタート地点の駐車場に降り立ちました。

 帰路「富士西湖温泉 いずみの湯」で久しぶりの温泉に浸かり、車窓から夕暮れの富士山を眺めて、遅くならずに国分寺に帰ってきました。

 天気にも恵まれて春の花と展望を満喫でき、とても良い気分転換になりました。しかし、長い自粛生活のせいか、登山自体はきつくなかったにもかかわらず、帰ってから3~4日ダメージが抜けませんでした。S藤さん、運転とリーダーお疲れ様でした。一緒に参加された皆さん、またよろしくお願いします。