3~7日 奥秩父主脈縦走

奥秩父主脈縦走

<山行報告> 平成29年5月3日~6日 天候 : 4日間とも晴れ (参加者&報告 : K) 

5/3 : 瑞牆山荘10:05~10:43富士見平小屋~13:10払沢ノ頭~13:52金峰山~14:56朝日岳~15:24朝日峠~15:51大弛小屋

韮崎駅前のバス停は大勢の登山者で大行列となり、臨時バスも増車されました。瑞牆山荘前に到着した登山者は、ほとんどの方が富士見平小屋方面に進みました。富士見平小屋に到着すると、すでに色とりどりのテントがたくさん設営されていました。大日小屋付近から上部は積雪、一部凍結部分もあり、ほとんどの方が軽アイゼンを装着していました。金峰山では大勢の登山者が大展望を楽しんでいましたが、そこから先に進む方はほとんどいませんでした。朝日岳から先は雪面を踏み抜くことが多く、体力を消耗しながら大弛小屋に到着。スコップを借りて雪を掘り下げ、テント設営しました。

5/4 : 大弛小屋5:09~5:39前国師岳~5:49国師ヶ岳~6:02北奥千丈岳~6:17国師ヶ岳~11:13甲武信岳~11:48木賊山~12:41笹平~13:34西破風山~14:12東破風山~15:03雁坂嶺~15:38雁坂峠~15:53雁坂小屋

 2日目も快晴。雪に覆われた登山道を登り、気が付くと国師ヶ岳に到着。なんと北奥千丈岳への分岐を見落としてしまったようで、慌てて戻り、雪に半ば埋もれていた標識を発見し、北奥千丈岳に登ってきました。早朝出発のため、雪面は締まって歩きやすかったです。静かな登山道でしたが、甲武信ケ岳に到着すると大勢の登山者が大展望を満喫していました。木賊山に登る方はほとんどいませんが、忠実に尾根を辿り、主脈を縦走。雁坂小屋のテント場は満員でしたので、少し小屋から登った見晴らしの素晴らしい旧テント場を使わせてもらい、かえって快適なテント泊ができました。

5/5 : 雁坂小屋5:02~5:34水晶山~6:02古札山~6:45燕山~6:55雁峠~7:12雁峠分岐~7:36笠取山~8:30黒塊ノ頭~9:28唐松尾山~10:13山ノ神土~10:25将監峠~12:33禿岩~12:46飛龍権現~13:06飛龍山~13:32北天のタル~14:34狼平~15:27三条ダルミ~16:07雲取山~16:47小雲取山~16:51奥多摩小屋

 奥多摩小屋までは約14時間の行程で、2日目の行程から、3日目は少し疲れているだろうと予想し、約7時間行程の将監小屋を3日目のテント場と計画していましたが、全身に塗りまくったサロメチール効果か、パンパンに張っていた肩の痛みや足の疲れが取れていましたので、体調と将監小屋到着時間によっては奥多摩小屋まで頑張ってみようと早朝出発したところ、約5時間半で将監峠に到着できましたので、奥多摩小屋まで進むことにしました。この日も多くの方が巻道を利用する古札山を忠実に登り主脈を縦走。笠取山では新しい山頂標識の前で大展望を楽しむ大勢の登山者がいましたが、実はその少し先に本当の山頂があります。しかし、ほとんどの方が気付かずに下山してしまうようでした。その後も繰り返しいくつもの山頂を越えて、富士山と南アルプスの大展望を楽しみながら登山道を調子よく歩きましたが、さすがに最後の雲取山の登りは厳しく感じました。何回も登った雲取山ですが、今までで一番感動した登頂でした。そして、山頂にいた方に写真撮影をお願いしたら、なんとその方は、昨年入会していただいたSさんで、長い一人旅の最後に嬉しい出会いが待っていました。

5/6 : 奥多摩小屋5:27~6:00七ツ石山~6:46高丸山~7:25日陰名栗峰~8:09鷹ノ巣山~8:35水根山~8:50城山~9:26六ツ石山~11:19奥多摩駅

 最終日も快晴に恵まれ、素晴らしい富士山の大展望を楽しみながら石尾根を辿り、巻道を使わずに、高丸山や日陰名栗峰のピークを忠実に越えて、鷹ノ巣山や水根山、城山、六ツ石山と、全ての主脈上にある山々を踏破して、自分自身を完璧に納得させ、大満足で奥多摩駅にゴールしました。

 今回は単独行で少し寂しく感じることもありましたが、このルートにチャレンジするほとんどの登山者が単独行で、登山中に何回もお会いすることや、テント場で顔を合わすこともありましたので、当日の厳しかったことや翌日以降の予定を話し合ったりと、お互いを励ましあうこともできましたので、心温まる縦走が楽しめました。

 最後は4日間を通じて同じコースを歩いた方とほぼ一緒に歩き、奥多摩駅で万歳の写真を取り合うことができました。普段はご自身の写真を撮らない方のようですが、私が撮ってさし上げた写真はヤマレコにアップされたようで、私同様、十分な達成感でゴールできたようです。

(今回の山行で得た教訓) サロメチールがあれば大概の縦走は何とかなる(^^)/

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