26日 奥武蔵トレラン

日程:2016年11月26日(土)

メンバー:K田さん(リーダー)、I藤(記)

コースタイム:高麗駅10:15~10:55日和田山~11:24物見山~12:04スカリ山~13:17越上山~13:42顔振峠~14:57虚空蔵山~16:00休暇村奥武蔵

K田さんの掛け声で高麗駅から登山口まで走って向かう。走りながら、初めて出場したトレランの大会を思い出す。あれから早2週間。あの時、よく17キロも山を駆け抜けたものだ。以前からトレランに憧れはあったが、まさか大会に出ることになるとは思いもよらなかった。

8月の終わり、S久間さんに誘われ、あまり調べもせずにエントリーしてしまった

「伊豆ヶ岳クイーンズトレイルラン」。平地を10キロも走ったことがない私が17キロのトレランにチャレンジする。11月13日(日)晴天、とうとう本番の日がやってきた。140名ほどの出場者たちが正丸駅に集合している。みんなそれなりの恰好をしていて経験者に見える。運営側の人たちはとても親切で和やかな雰囲気。開会式が終わると、スタート地点へゾロゾロ移動。ピストルの合図でスタートした。始め、緩やかな上りだが、私たちは無理せず早歩きで進んでいく。登山道に入ると道が細いので1列に連なり、団体登山客のような集団になった。正丸峠で1箇所目の給水場。スポーツドリンクをたっぷり補給した。意外にもこの辺りから徐々に競争心が湧いてきた。前にいる人を少しでも抜きたい!登山は競争がないから好きだと思っていたのに。自分の中にまだ競争心が残っていたことに気づく。下りは、とにかく走る。久々に誰かと競争する楽しさからハイになってきた。少しずつ、前の集団に追いついたり、給水場で離されたり。レースらしくなってきた。そして、子の権現までの最後の上り、ここが山場。疲労した体にムチをいれ、足を上げていく。前へ前へ。子の権現からは苦手な舗装道路の下りが始まる。箱根駅伝の復路をイメージしてスピードアップ。しかし、3キロが限界。残り4キロは民家周辺をランする。ラストスパートできる力は残っていないがとにかく国道先のゴールを目指した。最後の上りがしんどい。笑顔で!とはいかなかったが、感動のゴールテープを切り、無事完走!その後、S久間さんの輝かしいゴールを見終えて、むさしのトレラン部の初めての挑戦は幕を閉じた。

今日も山を走っている。初雪と紅葉を楽しみながら。奥武蔵は低山ではあるが、よく整備されており、見晴らしが良い。いくつもピークがあるので、手軽に縦走を味わえる。更にアップダウンが緩やかなので、トレラン向き。奥多摩、丹沢、中央本線の山梨の低山、首都圏近郊の山を登ってきたが、まだ知らなかったエリアがあった。これからはトレラン向きの山を開拓したい。下りを爽快に走れる山を。