16~17日 鳳凰山

 2019.2.16(土)-17(日)   鳳凰山

参加者 : 3名

コースタイム :2/16 夜叉神の森駐車場8:50~10:00夜叉神峠10:20~11:46杖立峠~13:49苺平~14:27南御室小屋

2/17 南御室小屋6:15~7:16砂払岳~7:31薬師小屋~7:56薬師岳~8:39観音岳8:52~10:24南御室小屋11:25~12:55杖立峠~13:45夜叉神峠~14:41夜叉神の森駐車場

 「鳳凰山」というかっこよすぎる名前も含めて、ずっと憧れていた山でもありました。しかし、季節は厳冬期と言われる2月。夏山でもまだ行ったことがないのに、この季節にテント泊装備を担いでいけるのか・・・?そして、生まれて初めての雪山テント泊。氷点下の中寝ることができるのか・・・?

 この日のために厳冬期用の○万円のシュラフを購入し、毎度恒例、過剰すぎるくらいの心配をして、当日を迎えました。

  最初はなだらかな樹林帯を歩きます。まるで秋山のように穏やかな気候で、うっすら汗ばむほどの良い天気。しかし荷物が重い。(推定重量・Kさん30キロ以上、Mさん25キロ以上、私17キロ)

 夜叉人峠についた時点でみんな疲労困憊です。私の荷物だけ軽いのは、技術と体力の差ということで許していただきます。そこからもだらだらと長いのぼりが続き、杖立峠を通過、苺平というメルヘンな名前に似つかわしくない何もない場所につきました。苺平からは30分の下りということで最後の力を振り絞って歩きます。ちなみにここまでノーアイゼン。今年は本当に雪が少ないですね。そしてスタートから約5時間半。ようやく本日のテント場に到着。水場の凍結を心配していましたが、水場も生きているとのこと!南アルプスの天然水飲み放題である。やったー!

 まずは雪を掘り、周りに雪で壁を作ります。この作業が大変な重労働です。ようやくテントを張り終え、中でまったり、豚と白菜のミルフィーユ鍋をいただき、翌日に備えて早めに就寝しました。

  2日目AM6時、風もない静寂の中、まずは薬師岳を目指します。樹林帯からこぼれる朝日が幻想的。森林限界を突破し、顔にあたる風が痛くなってきた。少し歩くと稜線上の窪地にある小屋に到着。木造のしっかりした小屋で、ここでもテント泊ができるそう。ここからは最高の稜線散歩です。

 そして、鳳凰三山まずの一山目である「薬師岳・2,780M」へ到着。真っ平で広い山頂。先に見える観音岳ははるか先に見えますが、疲れたと言う間もなく先を目指し次の目的地に向けて出発です。そして薬師岳から約40分、鳳凰三山の最高峰である、「観音岳・2,841M」へ到着!見たことのないほどの青空、言葉に言い表せないくらいの360度の大絶景!今シーズンの最終目標であった山に登頂できて感動です!景色を名残惜しみつつ、南御室小屋まで戻り、テントを片付け、ピークハント時とは比べ物にならない重すぎる荷物を背負い、下山開始。肩もお尻も腰も悲鳴を上げていますが、ただひたすら無心で下山するのみ・・・。休憩でザックをおろすと、「ヨイショッッ!!」と声をあげなければザックを担ぎなおすことができない状態でしたがヘロヘロになりながらもようやく駐車場まで戻ってきました。

  K田さん、いつもながらたくさんのご指導をいただき、ありがとうございます。M山さん、下山後の温泉で幸せな気分を共有できて嬉しかったです。大満足の山行になりました。

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