24日(土)雁ケ原摺山・姥子山

メンバー:リーダーS藤(S)、K浪、H(記)
コースタイム:大峠0835~雁ヶ腹摺山0935~姥子山東峰1047着(ランチタイム)
1130発~姥子山西峰1143~雁ガ腹摺山1251~大峠1343

雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)は山梨県大月市にある標高1874mの山で、
渡り鳥であるガンがその腹をこするようにして山を越えていったことから、雁ヶ腹摺山と呼ばれているそうです。
富士山を綺麗に望むことができる「秀麗富嶽十二景」の山のひとつにも選ばれ、
500円紙幣の裏側に印刷されていた富士山の絵の原画となった写真も、この山から撮影されたものだそうです。
今回は、S藤さん、K浪さん、私という珍しく少人数での山行となりました。
雨ではないものの、梅雨の合間とあって曇り空…大峠までは車も少なかったのですが、
大峠駐車場に着くとすでに10台くらいの車が止まっており、ほぼ満車でした。
大峠は大菩薩方面、黒山への登山口にもなっているようで、そちらに登る人も多いのでしょうか。
大峠(1560m)は冬季閉鎖になるとのことですが、雁ヶ腹摺山に登るのに、ここまで車で入ることができるのはかなりお得です。
この時期、下界の気温は30℃の日もありますが、標高1500mまで来るとかなり涼しく、快適に歩くことができました。
大峠から鴈ヶ腹摺山への行程は、歩きやすいゆるゆるとした登りで、途中、北八ヶ岳を思わせるような苔むした場所もあり、とてもきれいでした。
人の手があまり入っていない森なのか、歩いているだけでも癒される気持ちになりました。
1時間ほど歩いて木立が開けたかと思うと、雁ヶ腹摺山の山頂が現れます。残念ながら曇りのため、富士山は片鱗も拝めず…。
でも、ここから富士山を眺められたら、さぞ素敵だろうなぁと空想しました。また、来てみたいなぁ。
雁ヶ腹摺山での小休憩後は姥子山へ。今回の山行の目的は、夏山へのトレーニングも兼ねていたのですが、
雁ヶ腹摺山から姥子山への上り下りは、やや急で、ぬかるんでいるところも多く、なかなか良いトレーニングとなりました。
1時間ほど歩いて、姥子山山頂でのランチタイム。姥子山山頂は狭い岩場でしたが、こちらも晴れていれば富士山が眺めたんろうなぁと思いました。
今回の山行では、すれ違う人もわずか3組と少なく、静かな山旅を楽しみました。
花も多くなかったのですが、カラマツソウ、ベニサラサドウダン、キンポウゲ、ギョリンソウなど、
さりげなく咲く花を見つけては、S藤さんが教えて下さいました。
 下山後は入浴のため、都留市へ。「スターらんど」という昭和のかおりのするホテルで薬草風呂に入りました。
山で富士山を拝めなかったこともあり、佐藤さんが、より富士山に近い場所へと移動して下さったのですが、
結局、この日は富士山と縁がなく…。でも、少人数での静かな山行に、何だか気持ちの満たされた一日でした。
S藤さん、K浪さん、お世話になり、ありがとうございました。